2022.02.24
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はじめに
フリーランスとして活躍する美容師・アイリスト・ネイリストにとって、確定申告は避けて通れない重要な手続きです。しかし、「どの経費が計上できるの?」「青色申告と白色申告の違いは?」と疑問を持つ方も多いでしょう。本記事では、確定申告の基礎から節税ポイントまで分かりやすく解説します。
確定申告とは?
フリーランスや個人事業主であれば、一度は耳にしたことがある「確定申告」。まずは基本的な意味や流れを押さえておくと、毎年の申告がずっとラクになります。
確定申告の基本
確定申告とは、1年間(1月1日~12月31日)の所得を計算し、税額を確定させる手続きです。フリーランスは自分で所得を申告し、税務署に報告しなければなりません。
確定申告の流れ
- 売上と経費を集計(日々の取引を記録)
- 申告書類の作成(青色申告 or 白色申告を選択)
- 税務署へ提出(e-Tax・郵送・持参)
- 納税・還付(過払い分があれば還付)
確定申告が必要な人
フリーランス美容師、ネイリスト、アイリストである以上、基本的に個人事業主として扱われます。どんな人が確定申告をしなければいけないのか、改めて確認してみましょう。
「フリーランス」とは、特定の企業に属さず個人で仕事を請け負う働き方を指し、法律上の定義はありません。美容師やネイリスト、アイリストなど、自分で顧客を獲得して施術を行っている場合は、実質的に個人事業主と見なされます。個人事業主は税務署に「開業届」を提出し、「事業所得」として所得税や住民税を申告する必要があります。
以下に当てはまる場合、確定申告が必要です。
- 年間所得(売上 – 経費)が48万円を超える
- 開業届を提出し個人事業主として活動している
- 副業で一定以上の収入がある
フリーランス美容師が経費に計上できるもの
経費を正しく計上することは、確定申告で適切に所得を減らす(節税する)うえで非常に重要です。
主要な経費項目
-
- 消耗品費:シャンプー、カラー剤、タオル、ハサミ、ネイルチップ、エクステ材料
- 地代家賃・水道光熱費:サロンの賃料、自宅兼用の場合は按分
- 広告宣伝費:SNS広告、チラシ作成、ホームページ制作費
- 通信費:業務用スマホ代・Wi-Fi料金の一部
- 研修費:技術向上のためのセミナーや講習会費用
- 交通費:出張やセミナー参加時の移動費
節税メリットが大きい青色申告
青色申告のメリット
- 最大65万円の控除(要複式簿記)
- 赤字を3年間繰越可能(翌年以降の所得と相殺できる)
- 家族への給与を経費計上できる(専従者給与制度)
白色申告との違い
項目 | 青色申告 | 白色申告 |
---|---|---|
控除額 | 最大65万円 | なし |
帳簿作成 | 必須(複式簿記推奨) | 簡易帳簿でOK |
赤字の繰越 | 3年間可能 | なし |
確定申告をスムーズにするコツ
- 会計ソフトを活用(クラウド会計サービスで自動仕訳)
- レシート・領収書を整理(スマホでスキャン保存)
- 税理士・専門家に相談(疑問点は早めに解決)
確定申告を簡単にするには
サロンワークに集中していると、経理処理や帳簿づけを後回しにしてしまいがちですが、最近は便利な会計ソフトやアプリが充実しています。その中でもタックスナップは、フリーランス美容師に特化した便利な機能を備えた経理アプリです。
タックスナップの主な機能
- スワイプ仕分け機能:経費は右、プライベートは左にスワイプするだけで簡単に分類。
- 丸投げ仕分け:仕分け作業をすべて自動化し、1,000件の取引も約10秒で完了。
- 税務調査リスクチェック:税理士監修のシステムがリスクを事前に通知。
- スマホで完結:レシートを撮影するだけで経費管理が可能。
確定申告の手間を省きたい方は、タックスナップを活用してみてはいかがでしょうか。
株式会社TxToのスキマ会計・確定申告アプリ「タックスナップ」
よくある質問(FAQ)
Q1. 確定申告をしないとどうなる?
A. 無申告加算税や延滞税が発生し、税務調査のリスクが高まります。
Q2. 確定申告の期限は?
A. 毎年2月16日~3月15日(土日祝の場合は翌営業日)。
Q3. 申告内容を間違えた場合は?
A. 修正申告または更正の請求が可能です。
Q4. 申告が遅れたらどうなる?
A. 延滞税が発生するため、できるだけ早く申告しましょう。
まとめ
フリーランス美容師にとって、確定申告は重要な手続きです。青色申告を活用し、適切な経費計上を行うことで、節税とリスク回避が可能になります。日頃から経理管理を意識し、確定申告をスムーズに進めましょう!
この記事を書いた人
GO TODAY シェアサロン
それは「自分」「仲間」そして「お客様」と、共に育み成長していけるサロンです。完成された姿で始まるのではなく、シェアサロンに関わるすべて人たちで共に創り上げる『成長型サロン』。新たな価値を創造する「喜び」「楽しさ」「ワクワク感」を共感していける、そんなサロンであり続けたいと思います。
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